昨日は、8月8日の大安日。
8=八=末広がりで、おまけに大安ということで、
結婚式を見かけることが多かったです。
選べるなら、「目出度い」と言われる日を選ぶに越したことはないですが、
悪い日だと一般的に言われていても、そんなに気にしないでよい物もあると思います。
今回は、大安などの「 六曜 」について、書いてみようと思います。
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六曜(ろくよう・りくよう)は、
先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類から成り立つ暦法で、
現代でも、多くのカレンダーに記されているので、大抵の人はご存じだと思います。
風水のお客様でも、引越日を気にされる方は「「大安」が良いですか?」と相談されますし、
結婚式は「大安」、お葬式は「友引」を避けるなど、
社会的にも広く認知され、利用されている吉日選定法ですね。
家の近所を歩いていても、たまに、新しくお店がオープンするという看板を見かけますが、
やはり、「大安」を開店日としている企業さんも多いようです。
では、はたして風水や占いの専門分野から見て、
この六曜って本当に意味がある暦なのでしょうか?
まず、この六曜ですが、中国で生まれたとされていますが、
いつの時代から暦として確立されたかについては、じつは全く不明です。
諸葛孔明が発案し、六曜を用いて軍略を立てていたという俗説もありますが、
三国時代から六曜があったということは疑わしく、
後世にこじつけられたと一般的には考えられています。
また、宋代(11世紀頃)に発明されたという説もありますが、その真偽は怪しい限りです。
ただ、この六曜、
作られて以来、ほとんど誰にも使われずに忘れ去られた存在だったようです・・・・。
・・・日本の明治時代になるまでは・・・。
実際に使われるようになった歴史は、意外と浅いです。
時代は、遡ること明治時代。
明治政府は、明治5年に暦を太陽暦に変えるのと同時に、
これまでカレンダーに記されていた暦法は、迷信的で信じてはいけないとして、
全ての暦法を廃止するよう通達しました。
それにより、今まで使われていた暦法は、使用禁止の対象になりました。
ところが、そうなると、
これまで暦を発行していた業者が、
日付だけ書かれた「ただのカレンダー」では売れなくなってしまいます。
その改善策として、
当時、全く無名の存在であった「 六曜 」なら、政府の規制対象にならないことに目をつけ、
カレンダーに入れ始めたのが、現代にも続く流れとなっています。
このように六曜は、江戸時代までは誰も知らなかった暦法で、
明治時代になってから急に、結婚式やお葬式などに使われるようになった慣習です。
ですので、「大安」に結婚式をしようが、「仏滅」に結婚式をしようが、
全く関係ないと、私個人的には思ってしまいます。
「仏滅」に結婚しようが、続くカップルは続きますし、
「大安」に結婚しようが、別れるカップルは離婚してしまうと思います。
よって結論としては、
「六曜」は重要な暦ではないので、気にせず過ごして頂ければ問題ないです!
仏滅に結婚式した人も、その日に入籍したという人も、
大事なのはお互いの思いやりですので、暦についてはご安心ください!!
P.S.
ただ、この六曜・・・・気にしないで良いとは言いましたが・・・・
今どきの若者世代は、全く気にしないんでしょうが、
お年寄り世代になると、まだまだ、深く信仰している人が多いのが現実で・・・・。
結婚式の日にち選びですが、
「大安」にすると、無駄に式場代が高くなります。
かと言って、「仏滅」とかにしてしまうと、
親・叔父叔母・祖父母世代に、あとあと面倒な事を言われそうだし・・・・。
陰でコソコソ、
「仏滅に式するから、きっとあの二人、うまく行かないわ(コソコソ)」
と言われたくもないですしね〜・・。
どちらにしても、悩みの種ですね!
結婚式は、夫婦が行う初めての共同作業。
お二人でよく話し合って、納得できる日を選んでください。
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