ご自宅などの現地にご訪問し、風水調整を行う際、
たいだい１～２時間かけて、家の隅々まで気になる箇所を整えていきます。
基本的に行う調整法は、どの家でも似てはいます。
家の外から入ってくる地気や風気の乱れを調整したり、
室内の梁や角、階段、水回りなどの問題を調整したり。
家の中心（＝太極）が安定するような処置も行います。
また当然ですが、各家ごとに風水の状況は違ってきますので、
例えば、電柱が近くにあったら「電磁波対策」を施したり、
川などが近ければ、「水気に対しての対策」を施します。
床下収納、斜め天井、吹き抜け、天窓、鏡、電化製品、場合により洗濯機や換気扇・・・・などなど、
室内の気を乱しているポイントは、ひと通り風水調整を行います。
そして最後に、本当に家や住人の運気が良くなったか？を、
生気循環・宅運向上・家運向上・生命場安定・健康運向上・金運向上・財運向上・仕事運向上・
社会運向上・人気運向上・人間関係運向上・家庭和合・鎮守神守護・祖霊守護・・・などなど、
各項目に分けて判断していき、
全ての面でＯＫになれば、風水調整は終了となります。
ただ、一発で全てがＯＫになるということは、まずありません。
金運の項目は良くなったけど、鎮守神守護の項目が悪いまま・・・・とか、
生気循環、つまり家の気の流れ方がイマイチとか、
場合によっては、家を調整したはずなのに全部の項目がいまひとつ・・・というケースもあります。
人の場合ですと、ＡさんはＯＫだけど、Ｂさんの社会運だけがイマイチ・・・というケースもあります。
そうした場合、問題が改善されない項目に再度絞り、
悪さの原因を探し、それを調整するという流れを繰り返していきます。
鎮守神守護の項目が悪い場合には・・・「神棚が原因かな？」、
生気循環が悪いということは、「家に気が循環していないわけだから家の中心が原因かな？」
Ｂさんの健康運が悪いままなら、「Ｂさんに連動する方位かな？」と推論を立て、
その場所を実際見に行き、「何か問題箇所が残っていないかな？」と探していき、
もし問題があれば、更なる改善調整をしたりするわけです。
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ここで今回のテーマになるのですが・・・・。
各種項目を悪くしている原因を探っていくと、
案外、風水などで使われる市販の「開運グッズ」が、そもそもの原因の場合が結構あります。
家に一切の開運グッズがない場合には、全くと言っていいほど問題がないのですが、
家に「丸い水晶」や、「八角形の開運グッズ」、「方位除けや魔除けのお札」、
また場合によっては「中国製の金ピカの麒麟（きりん）や蛙の置物」など、
問題の方位に行ってみると、ドンピシャでそういうグッズが置かれていたりします。
そして、そのグッズを取り除いただけで、
上記項目が途端に改善された！というケースが、実際にかなりの数ありました。
ではどうして、そもそもそういうグッズが家に悪さをするのでしょう？
基本的には、販売者がご自身の利益目的だけで売られているケースが大多数ですので、
ご購入される人や家の運気改善を、本気で考えている人が少ないということがあります。
この手のグッズは、エネルギー的には多少の力というか、影響力があるものです。
気に敏感な方が手をかざされると、ある程度のエネルギー感を感じることもあります。
そのため、「何か効きそうな気がする～。」と感じてしまうのですが・・・、
エネルギー感があることと、効果・使い方は、また別の問題です。
たとえば「丸い水晶」。
これは一番と言っていいほど、扱いに注意する必要があります。
丸い形のものは、良いも悪いもエネルギーを集める働きがあります。
必要以上のエネルギーがその方位に働いてしまう訳で、それはそれで問題です。
また、今まで気の状態が悪い家に置かれていた訳ですから、
邪気もふんだんに集まり残っています。
正しく浄化させる必要があります。
ちなみに水晶ですが、
土地の力を強くするために、家の下に丸い水晶を埋めさせる風水師さんがいらっしゃいます。
ただ、あれなどは結構危険な風水対策で、
土地の気を改善しないで埋めてしまうと、逆に悪い気を集めることにつながります。
こういう家の場合、けっこう不幸が出ることもあるので、ご注意ください。
また「八角形の開運グッズ」。
開運グッズというのは、色だけでは効果が薄いですが、
形状・大きさ（ｃｍ）・図形・色・方位・高さ・・・・などが組み合わさると様々な意味を生じさせます。
八角形の形状は、場合により、良くも悪くも影響を与える力を持つ可能性があります。
全く効果がないグッズでしたら、良さはないですが、悪さもありません。（笑）
無害なので、デザインやインテリア的にお好きでしたら飾られていても問題ないのですが、
中途半端に影響を与えてしまうこの手の八角風水グッズ・・・たとえば「八卦鏡」「八角風水絵」などは、
下手に飾ると、とたんに家に問題を起こす原因になります。
同じ道具でも、飾る場所、飾る方位、飾る位置で、影響は異なります。
「トイレに飾る」と一言で言っても、
「どういう条件のトイレなら必要なのか？」
「トイレのどの位置に飾ると一番良いのか？」で話は違います。
今どきの水洗トイレは、窓がなくたって全く問題は起こりません！！！
トイレに窓がないことを心配されるお客様や、それを煽る風水師さんもいらっしゃいますが、
それで問題が起こるなら、都心のマンションは、皆不幸になってしまいます。
そんな迷信に惑わされないように、気を付けましょう。
ちなみに、トイレに飾ってある八角鏡や八角絵は、経験上は無い方がよっぽど良かったです。
何軒か飾っていらっしゃるお客様がいらっしゃいましたが、
ほとんど撤去するだけで、トイレの気が整った経験があります。
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最近の風水鑑定では、物・グッズのご購入自体、勧めることが無くなりました。
逆に、「これ要らないです。これも要らないです。」と、
どちらかと言えば、撤去をお願いすることの方が多いです。
お客様が、好みというか、好きで飾られているグッズもありますので、
そういう場合は、「この方位だけは大事な方位なので飾らないでください。」
「ここの方位は別に大事ではないので、お好きにどうぞ！」
というアドバイスをすることもあります。
「断捨離」とか「おそうじ風水」が以前流行りましたが、
家はなるべく、シンプルな方が、やはり悪影響は少なくて済むとは思います。
「断捨離」・「おそうじ風水」が必ずしも吉ではないですが、
とりあえず、マイナスに働く要因の確率は下がります。
というわけで、
効果のない開運グッズ、逆に足を引っ張る開運グッズには、くれぐれもお気を付け下さい。
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