風水鑑定で、お客さんの家にお伺いすると、
かなりの確率で、
「私の家の玄関は、鬼門にあるので心配なんです・・・」
「私の家は、トイレが鬼門にあるから良くないですよね?」
と、心配される方がいらっしゃいます。
市販の風水本の影響からか?このような考え方が一般的に知れ渡っていますが、
これは現代的には
全くの迷信ですので、心配ご無用です!
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では、なぜこのような迷信が、
事もあろうに、広く知られるようになったのか?
まずは「 鬼門 」についてを勉強しましょう!
「 鬼門 」は、方位では「 東北 」を表しますが、
運命学では、十二支の「 丑寅(うしとら) 」方位に分類されます。
俗に「 鬼 」と言えば、虎ガラのパンツを履いて、牛の角を生やしていますが、
これは、「 丑=牛 ・ 寅=虎 」から、イメージを連想させたためで、
中国では本来「 鬼 」と言えば、幽霊のことを表します。
この「 丑寅 」は、一日の時間で言えば、夜中の3時前後を表します。
つまり、幽霊が一番出やすい時間ということ。
また、一年のサイクルで考えた場合、
節分&立春という東洋暦上での一年の切替わりを表します。
一年が変わるわけだから、変化も多い。
そのため、物事が変化しやすい時期だから気を付けよう。
という考え方になりました。
・・・・・
また今のように「 鬼門 」=凶方位となった理由は、
歴史的には平安時代にさかのぼります。
その時代、ある宗教団体が朝廷の庇護を得るため、
気弱な朝廷に対し、
「鬼門は鬼が出て皆を食い殺す門なり。」
これを封じられるのは、我が宗教のみ!と圧力をかけたのです。
このため、
「 鬼門 」=怖い門、凶方位 と考えられるようになったのです。
ただ、この「 鬼門 」。
中国では、「 鬼門 」=「 生門 」=「 起門 」とし、
物事が生じる門なのだから、逆に、すごく吉方位だよ!!
っと考えられています。
ですから、案外縁起が良い方位ですので、全く心配する必要はありません!
ただ、もちろん、
この方位を汚したり、乱したために、病気や不幸になるケースはあります。
「 されど!鬼門 」ということで、やはり特殊な働きはあることはあります。
ただこれは、別に「 鬼門 」に限ったことではありません。
人はそれぞれ生まれながらにして、特有の波長を持って生きています。
その波長は、家の中・風水では、人それぞれ連動しやすい方位となって現れます。
そこに住む人が、たまたま「 丑寅方位 」と連動しやすいタイプだったら、
この「 丑寅方位 」を乱すと、病気など運氣面でのマイナスが引き起こされてしまいます。
よって、どの方位だろうが汚している・乱している・乱れていると、
住む人との連動で、同じようなマイナス現象は起こり得ることなのです。
「 運命の法則 」は、
「全員、右へならえ!!」と、同じくは行きません。
十二支で言えば、子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥と、
全ての方位が実践では大事になります!
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