暖簾(のれん)の風水的効果と、NGな吊るし方!

暖簾(のれん)の風水的効果と、NGな吊るし方!

今回のテーマは暖簾(のれん)について。風水では、漏財宅の対策で暖簾をかけたり、部屋の入口に暖簾を吊るすという手法があります。ただ風水グッズというのは、良くも悪くも使い方次第で、間違った使い方をしてしまったら、逆に運気低下・運気停滞の原因にも繋がります。そんな暖簾(のれん)の注意点をまとめてみました。

良かれと思ってやっている風水対策が、逆に家の気を停滞させていた!?

暖簾(のれん)は、
風水の化殺(=邪気の侵入を防ぐ)道具として紹介されるアイテムです。

 

例えば、部屋の入口正面にベッドや勉強机が配置されている場合、
そこに座っていたり寝ていると、廊下からの気を直撃で受けてしまい、
落ち着かず、寝つけず・・・ということが起こり得ます。
そこで、暖簾を扉付近に吊るすことで、直撃しないよう防御するというのが、
一般的にも知られる方法だと思います。
風水のれん
(※この状態だと、背中に気が直撃し、ゾクゾク落ち着かないです。)
風水暖簾
(※暖簾を吊るすと、直撃を抑えられます。)

 

この方法は確かに有効で、
暖簾を吊るすことで、扉を開けていても殺気の侵入を防ぐことが可能になります。
よって、部屋の構造上、そこしかベッドや机を配置できないという場合でも、
安心して暮らすことができるようになります。
(※そもそも扉を常時閉めていれば、この問題はほぼ起こらないですが・・・。)
(※風水調整では現在「エア暖簾」という方法を開発し、暖簾なしでも平気にしています!)

 

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で、私もこの暖簾(のれん)の役割をいろいろと研究してきて、
暖簾(のれん)には、空間の気を遮断させる力が、扉以上にある!
というのが、分かってきました。

 

一概に「気」と言っても、その性質は様々あります。
壁で遮断されるもの、壁を通過するもの、種類によっても様々です。

 

例えば、土地を流れる地気は、壁を通過し、宅内に自由に入って来ます。
また電柱や鉄塔が引き起こす電磁波も、
家から見えてなくても近いと壁を通り抜け、問題を起こします。

 

一方、風を媒体として伝わる風気は、壁を通過することはできません。
ただし窓レベルのバリアだと、普通に通過し、宅内に影響を与えます。
家の財運を支える「坐」の場所が壁だと、気を止めてくれ財運の漏れを防ぎます。
逆に、そこが窓だと気を通過させてしまうので、
屋外から風気で乱され、宅内の財気を漏らすので、
財運低下のひとつの要因にも繋がっていきます。

 

・・・で、話は戻って今回のテーマの「暖簾(のれん)」の働きですが、
暖簾は吊り下げることで、
その直下空間の気の働きを、カットさせる力があるように感じます。
カッティングし遮断することで、この場の気の流れを切り裂くイメージです。
風水暖簾

 

結果、暖簾を吊るした内側と外側を二分する世界観を作り出します。

 

暖簾は元々、店先や部屋の境界に日除けや目隠しのために吊り下げられていました。
それがしだいにお店の看板代わりの目印としても使用されるようになり、
「暖簾分け」とか「暖簾を仕舞う(=閉店)」という言葉も存在するぐらいです。
起源はよく分かりませんが、中国的なイメージよりも日本の方が一般的な気がしています。

 

この店先に吊るすという行為ですが、
風水的見地から考えると、
店先に吊るすことで、乱れた外界の邪気をカット・遮断し、
店内に邪気が侵入しないようにしていたのかも!?
と思いました。
また、扉でキッチリと外・内を決めるのではなく、
暖簾で曖昧な境界線=グレーゾーンを作り出すことで、
外側なんだけど内側、内側なんだけど外側・・・という、
日本ならではの意識上の境界線を作っているとも感じられました。
(※「明確には記さないけど、雰囲気で察してよ!」という見えない境界線の文化)

 

・・・・・・・

 

そんな暖簾ですが、
風水上、絶対にやってはいけない吊るし方が存在します!

 

それは「坐向ライン」上、つまり「家のセンターライン上」に横に吊るすという方法です!
風水暖簾
良い家は本来、中心・向・坐のライン上を前後にエネルギーが回転します。
ここでエネルギーが循環し、家の運気を形成していきます。
言ってみれば、家を動かすエンジンが、このセンターライン上だということです。

 

風水では、ここに水回りがあると気が漏れて弱くなりますし、
階段があったりすると、気が上に抜けてしまい、これまた家のパワーが弱まります。
また、家の形が三角形など坐向が平行でないと、気が綺麗に前後循環しないため、
家のパワーが弱くなるという次第です。
(※参照「斜め天井・斜め玄関・斜めタタキ、「斜め」は意外と風水を弱くする!」)

 

このように大事な中心ライン上に、暖簾を吊るしてしまうと、
この前後回転が遮断の力でカットされ、流れを止められてしまいます。

 

このライン上に扉や壁はあっても大丈夫ですが、
暖簾だけは遮断力が強いため、吊るしてはいけないというわけです。

 

 

風水の本やサイト上で、たまに見かける風水技法として、
玄関入った正面に外窓が見える場合、
財運が漏れる漏財宅(ろうざいたく)だから、廊下に暖簾を吊るしてください。

という方法が紹介されています。
風水暖簾

 

ただこれは私個人的には間違いだと感じていて、
例えば上記のようなマンションの場合、
この廊下に暖簾を吊るしてしまったら、財の漏れを防ぐどころか、
玄関から宅内に気が入って来れなくなり、
またセンターライン上の運気の循環を遮断してしまい、
一気に家運が停滞する恐れすらあります。

 

漏財を防ぎたかったら、もっと坐の場所で止めないといけません!
漏れ出るギリギリで対策をした方が有効です。
家の途中で気の流れを止めてしまったら、本末転倒、良くないと思います。

 

・・・・・・・

 

私がこの暖簾の悪影響に初めて気づいたのは、ある整体院の風水調整をしていた時でした。
そこで各種、運気改善の調整をしていたのですが、
なぜか?この整体院の運気が、いっこうに改善しないという出来事がありました!(汗)

 

その原因が分からず、何か邪魔するものがないか?院内を見回してみると、
ちょうど、「向」と「中心」の間ぐらいに、
ハンガーにかけたタオルが干されているのが目に留まりました。

この日は、整体院が休日だったため、タオルを吊るして干していたのです。

 

そこで、「もしかして??」と思って試しにそのタオル&ハンガーを外してみました。
そうしたところ、一気に宅内に気が流れるのを感じ、
チェック項目上でも各運気が向上したという経験がありました。

 

それで分かったのが、今回の「 暖簾の遮断効果 」というわけで、
また暖簾だけでなく、タオルや洋服をハンガーにかけ、家の中央ライン上に干すのも、
実はNGの行為だったりして・・・・。  お気を付けください!

 

ちなみに、暖簾もハンガー&タオルも、
この中心ライン上でなければ、大抵吊るしても大丈夫です。
大事なのは、やっぱり中心ラインです!!!
人間で言えば、身体を支える背骨に当たる大事なラインですので、
この線上だけは、一にも二にも、流れを良くすることが肝心ですね!

 

以上、参考にしてみてください。

 

 

 

 

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