風水では、「巒頭法」&「理気法」 この両方ともが大切!

風水では、「巒頭法」&「理気法」 この両方ともが大切!

風水には、「巒頭法」と「理気法」の2つの観法が存在します。「巒頭法」は、屋外・屋内にある物の形状などから分析する技法。「理気法」は、羅盤という道具を利用し、東西南北の方位を計測し、建物やお部屋の吉方位・凶方位を分析する技法です。本来であれば、その両方が大切です。今回は、この「巒頭」「理気」をそれぞれ解説していきます。

モノの形状がもたらす波動、方位の力がもたらす運気、この両方共が本来大切!

ご自宅・オフィス・店舗など、さまざまな建物の風水を鑑定する際、
基本的には、
「 巒頭(らんとう)法 」「 理気(りき)法 」の2つの観方で判断・アドバイスを行います。

 

「風水」と言うと、とかく、吉方位or凶方位など、方位的なものばかりに目が行きがちですが、
上記2つは、言わば「 車の両輪 」
どちらが大事という訳ではなく、両方ともに大事な観方となってきます。

 

では、この2つの観方は、それぞれどういう違いがあるのでしょうか?

 

 

まず、「 巒頭(らんとう)法 」

 

これは一般的に、モノの形状から判断する方法です。
古代では、都やお墓を建設するにあたり、
その周辺に存在する山や川の形状から分析し、建設の吉凶を判断するのに使われました。
現代風水では、
山の代わりに、近所の家やビルなどが、どういう大きさで、どこに、どういう角度で建っているのか?
川の代わりに、道路がどちら側を走っていて、どんな形の道路なのか?
を判断したりすることが一般的です。
また、やはり水場は人体にとって大きく影響してきますので、川や海が近くにあれば注意したり、
目には見えないので判断するのは難しいですが、
土地の気の流れ、風の気の流れ、電柱などからの電磁波障害、などを判断するのにも利用します。

 

また室内では、家の形状が影響を与えます。
例えば、梁や角、階段、斜め天井、吹き抜け、天窓、床下収納、などは大きく家に影響を与えますし、
また、鏡や、家具そのもの、照明器具の形、良かれと思ってネットで買った開運グッズ(笑)などなど、
ちょっとした小物が家や人に吉凶様々な影響を与えます。

 

上記のモノが原因で、家の風水が悪くなっていた場合、
一番は、「 乱れ 」となって、家や人に悪影響を与えます。
風水では、この乱れのことを「 殺気 」と呼びますが、
(※本来は難しい文字を使用しますが、ネット上では文字化けするので上記で記します)
気に敏感な人は、雰囲気的にある程度察知することも可能です。
オーケストラの中に、一人下手なバイオリン奏者が混ざっていると「あれっ?」となるように、
同じように風水でも、「何か変!ここ!!」という感覚になってきます。
そのため、気に敏感な人ほど家に居るだけで、
イライラする・落ち着かない・不快感・マイナス思考になる・頭が痛い・頭が重い・寒気がする・・・
などの症状が出ることが多いです。
また、その悪さをするモノが寝室やリビングなど、普段過ごすことが多い場所にある、
その個人と連動するような方位にある、家の大事なポイントに存在している、となると、
やはり健康運を始め、金運・社会運など、様々な運気低下に繋がっていく場合があります。

 

ちなみに、この「 気の乱れ 」というのは、感覚的なものでもあり、受け取り方は様々です。
外出したり繁華街に行ったりすると、異常に疲れる・・・と言うタイプの人は、
気に敏感な体質というか、邪気を受けやすい体質です。
逆に、「ぜんぜん平気!!」と言う人は、
気の乱れを跳ね返せるだけのパワーをご自身がお持ちですので、
案外不快感なく過ごせます。
(※一般的には、女性・子供・ペットのほうが敏感と言われています)
ただ・・・ぜんぜん平気タイプの人も、
寝ていたり、リラックス状態のときは無防備な状態ですので、やはり水面下で影響は受けています。

 

以上が「 巒頭法 」の特徴です。

 

 

一方、もうひとつの観方である「 理気(りき)法 」について。

 

こちらは、俗に「 方位 」と呼ばれる観方になり、
家を8方位・12方位・24方位・・・とかに分類し、家の吉凶配置を分析する方法です。
この理気法には、
家相・玄空飛星・玄空大卦・金鎖玉関・玄空六法・三合法・八宅法・・・など様々な流派が存在します。
磁石で家の東西南北を計測することは、どんな風水師さんも同じなのですが、
その後の分析方法が、どの技法を主体に見るか?で違ってきます。
そのため、風水師さん毎、人それぞれで違う観方になりますので、
「A先生はこっちが吉」と言うのに対し、「B先生はあっちが吉」と言ったり、
風水師さんによって意見が180度違うなんてことも、よくあります。
そもそも論で風水師選びが問題になってきますので、この点はご注意ください。

 

この理気法の使い方としては、
どのご家庭、オフィスでも、必ず吉方位・凶方位が存在します。
そのため、吉方位はなるべく「寝室」「リビング」「キッチン」などを配置させ、
凶方位は、逆に「トイレ」「風呂」「倉庫」など、あまり居ない場所として利用するのが理想です。

 

また、各部屋によっても、部屋の中で吉方位・凶方位が存在します。
そのため、ベッド、特に頭の位置はやはり吉方位に配置させます。
また、お子様がいらっしゃるご家庭なら、学習机を吉方位に配置させると成績的にも良いですし、
逆に悪い方位は、タンスなどを置いて、長時間居ない家具類で潰してしまいます。

 

店舗の場合は、一番大事なのはお金に絡むレジの位置を重視します。
レジを吉方位に置いてあげると、金運が上がりやすくなります。
また、例えば飲食店なら、キッチンを吉方位にすると、料理が美味しくなりますが、
凶方位に配置してしまうと、料理がまずい、味にムラがある・・・などという現象も起こりやすくなります。
料理はイマイチだけど、儲かっている・・・という店でしたら、
レジの位置は良いけど、キッチンの位置が悪い、なんてこともあり得ます。

 

また、オフィスの場合は、社長の部屋や席が、吉方位になるのが理想です。
それにプラスして、営業が大事な業種なら営業の配置を吉方位に、
営業は普段オフィスにいないなら、経理の配置を優先させて吉方位に配置させるなど、
家庭だけでなく、お仕事の業態によっても様々な配置ルールが存在します。

 

なお理気法は、風水師さんによっては、
「この方位のカーテンは○色にしてください」とラッキーカラーをアドバイスしたり、
「この方位に○○を置きましょう」と、開運グッズを置かせたりもしますが、
やはりパワーとしては、配置が一番重要です!
サブとして、色やグッズなどを使ってもらっても良いかな!?といった感じになります。

 

これら理気法で、方位の配置が悪い場合ですと、
やはり一番出やすいのは、「 運気の低下 」となって現れやすいです。
健康運・金運・仕事運・・・などなど、
悪い方位を利用する頻度が増せば増すほど、やはり運気の低下は増していきます。
逆に配置が良ければ「 吉運を得られる 」となっていきますので、
なるべくでしたら、吉方位を利用してあげることが大事になっていきます。

 

本来であれば、吉の配置になる家やオフィス・店舗を借りたり、
そうなるように新築物件を建てる、リフォームする、これが理想です。
ただ、リフォームするお金自体、なかなか無いものですが・・・。

 

既にお住まいのご家庭の場合ですと、
やはりどうしても、全ての部屋が吉方位になることは少なく、
「この部屋は吉」「この部屋は凶」・・・と分類されてしまいます。
その場合は、家の中で一番重要な人、一般的には稼ぎ頭の一家の主と言われますが、
その人の部屋を大吉にさせ、子供たちは元気なので凶の部屋で我慢してね!
逆に、お子様が病気がちだったり、今年は受験を控えています・・・というご家庭でしたら、
お子様の部屋を大吉の部屋に変更してあげると、宜しいかと思います。

 

ただし、悪い部屋でも、ベッドの位置は、吉方位に移動させましょう!
凶の部屋で、凶のベッド・・・と凶が何重にも重なってしまうと、
やはり悪さは出やすくなりますので、お気を付けください。

 

以上が「理気法」の特徴でした。

 

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なお、最初にお伝えしたとおり、「巒頭法」「理気法」共に大事な風水技法です。
両方の観点から、総合的に考えていかなければいけません。

 

どんなに理気法上、大吉方位だったとしても、
巒頭が悪く、邪気の侵入が多い部屋でしたら、使用できませんし、
その逆も、やはりあります。
オフィスの方位が吉なので、売り上げは良いけど・・・スタッフの健康状態が非常に悪い
・・・という場合も実際ありますので、
やはり「巒頭」&「理気」、総合的に判断することが大事になります。

 

以上、「 巒頭(らんとう)法 」「 理気(りき)法 」二大技法の解説でした。

 

 

P.S.

 

ここ最近、新築の間取りのご相談や、オフィスのレイアウト変更のご相談を、よく頂きます。
間取りだけでしたら、だいたいの方位が分かれば、お答えすることは可能です。
ただこれだけですと、やはり風水上は「半分」のアドバイスです。
家の乱れについては、やはりその場にご訪問することで、細かい乱れまで把握できますので、
・・・出来ることなら、ご自宅・オフィスまでお呼び頂き、風水調整することが理想です。

 

 

 

 

 

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